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慰謝料の相場と時効について
2018年03月17日
離婚裁判での慰謝料の金額の相場ってどれくらい?
離婚を考えている人はこの疑問があると思いますし、一番知りたいことではないでしょうか。
実は慰謝料の金額には決まりがなく、請求する側と請求される側の両者が納得すれば、それが慰謝料の請求額となります。
そして、離婚裁判では不貞行為などの有責行為が明確な場合100万~300万円、婚姻が継続し難い重大な事由がある場合50万~200万円が相場となっているみたいです。
これを安いと感じるか、高いと感じるかは個人差がありますし、また慰謝料は受けた苦痛の程度や期間、相手の責任や悪意などの内容によって異なってきますので、上記金額はあくまでも参考程度に留めておいて下さい。
慰謝料の金額を左右する要素としては、
〇苦痛の程度、期間、回数 〇責任の大きさ 〇結婚期間 〇有責配偶者の悪意 〇有責配偶者の社会的地位 〇有責配偶者の経済状況、支払いの能力 〇子供の有無
等があります。
慰謝料は、いわば心に受けた痛みをお金に換算するわけですが、できるだけ冷静になって考えることをオススメします。
慰謝料に規定がないからといえ、それなりの相場というものがあるわけですから、折れるところは折れたほうが良さそうです。
怒りにまかせて高額な慰謝料を請求すれば話し合いが進まなくなるだけですし、裁判に持ち込んだとしても、そこで自分の主張が通ればいいのですが、まさかの慰謝料0円の判決が出る可能性も否定出来ません。
慰謝料の請求には時効がある??
慰謝料請求権の時効は離婚成立から3年となっています、離婚後に慰謝料が請求出来るとわかったら、
〇 期間を過ぎる前に直接請求する
〇 家庭裁判所に申し立てる
〇 簡易裁判所か地方裁判所に訴訟を起こす
等して慰謝料を請求することが出来ます。
慰謝料は欲張らずに、冷静に判断して請求額を決めることが大切です!